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【レビュー】憧れの白レンズ『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』

こんにちは!この記事にお越しいただきありがとうございます!

初めてキヤノンの一眼レフカメラを購入してから5年。遂に憧れの白レンズを手にすることができました。早速レビューします。

今回購入した『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』は中望遠に位置する焦点距離100mmから超望遠となる焦点距離400mmまでをカバーする万能な望遠レンズです。

キヤノンの高級レンズシリーズ『Lレンズ』に属するレンズでフルサイズカメラに対応しています。

購入した理由や迷った理由なども紹介しますので、興味のある方はぜひご覧ください。あくまで個人的なレビューなので絞り値別の比較などは行なっていませんのでご了承ください。

キヤノン EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

概要
  • 発売日 2014年12月
  • 定価 300,000円
  • 焦点距離 100-400mm
  • F値 4.5-5.6
  • 最短撮影距離 0.98m
  • フィルター径 77mm
  • 最大径×長さ φ94×193mm
  • 重さ 1,570g
  • 手ブレ補正効果 4.0段分(焦点距離400mm、EOS-1D X使用時)
  • 付属ケース ジッパーケースLZ1326
  • レンズフード ET-83D

旧型の『EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM』が1998年11月に発売されたので、約16年ぶりのモデルチェンジということになります。キヤノンの望遠レンズの中ではかなり新しい方で最新レンズと言えます。

キヤノンのレンズラインナップのなかでは、エクステンダー内蔵のEF 200-400mm F4L IS USMエクステンダー1.4×を除けば実質的に最も望遠となるズームレンズとして位置けされており、開放絞り値は広角端でF4.5、望遠端でF5.6となります。

定価は300,000円とLレンズの中でもかなり高い部類になり実売価格は約23万円となっています。

外観レビュー

まずは箱からです。レンズの箱が好きでレンズの箱だけは捨てずに置いています。

レンズ本体の写真はネットを開けばすぐ見れますが箱の写真ってなかなかないですよね。

上の写真は『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』の上蓋の写真です。レンズケースとレンズフードが含まれていることが記載されています。

こちらは裏面の写真です。シンプルなデザインがいいですね!

側面①

灰色のデザインにレンズ名称が記載されています。

側面②

キヤノンのレンズお馴染みの黒色に白文字で『Canon』と書かれています。Canon好きにはこの書体がたまらないです!

側面③

カッコイイ『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』の外観がプリントされています。赤帯に白レンズ。最高です(*゚∀゚*)

側面④

写真ではわからずらいですが『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』の名前が各国の言葉で書かれており、グローバル性を感じることができ、そのほかはオプションアクセサリーなどについて記載されています。

まず箱を開けるとこんな感じ。この上に保証書と取り扱い説明書が置かれていました。

販売店が保証書に判子を押しやすくする為なのでしょう。

箱の間には空間が開けられており、外からの衝撃が加わらないように梱包されています。

レンズ本体は付属のレンズケースに収められています。

レンズを取り出すとこのようになっています。シンプルながらもしっかりとした梱包で安心できますね。

ケースはナイロン袋で包まれている状態です。

さすがLレンズとあって付属ケースもかなり立派です。レンズに合わせた白を基調としたデザインで真ん中下にはCanonのロゴがあります。

レンズが取り出しやすい半開きのチャックとマジックテープによってケースが閉まるようになっています。

また、ストラップが取り付けられる留め具がケース左右についています。

レンズを取り出すとこのような感じです。黒のストラップが付属していました。

ストラップはこんな感じです。使う用途はあまりないかなと思います。

ナイロンから取り出すとこんな感じです!とにかくでかくてカッコいい!!!

店頭で展示されているものにはフードがついていないことが多いのですが、やはりフードがつくと一気にカッコよくなりますね。

フードを外すとこんな感じ。家で見るとやはりでかい!そして新品ということもあり高級感が漂っています。

カメラを取り付けていない状態では三脚座で自立させることはできません。

レンズフードです。

写真ではわからないですが『EF24-70mm F2.8L II USM』のレンズフード『EW-88C』と同様にフード内は植毛処理が施されており反射防止の役目があります。

フードにはPLフィルターを回転させる時に便利なスライド式の開口部があります。しかし気づかないうちに開いてしまうっていることがあるので、PLフィルターを使わない人には少し不便です。

回すことができるリングは3種類あり、レンズの先端側からズームリング調整リングフォーカスリングとなっています。

調整リングはズームリングの作動重さを調整することができ、『TIGHT』だとズームリングが硬くなります。『SMOOTH』にするとズームリングが軽くなりますが、レンズを下に向けると自重で伸びてしまいます。

ズームリングが自重で動かないようにするには『TIGHT』にしておく必要があります。


参考
取り扱い説明書キヤノン公式

マウント部近くには4種類のスイッチがあります。それぞれ簡単に説明します。

撮影距離範囲の切替

一番上のスイッチで撮影距離範囲を選ぶことができ、撮影距離に応じた設定にすることでAF作動時間が短くなります。

  • FULL (0.98m-∞)
  • 3m-∞

被写体までの距離が3m以上の場合は3m-∞にすることでAF作動時間を短くすることができます。

フォーカスモード

説明不要ですが上から2つ目がAFとMFを切り替えるスイッチです。

手ブレ補正機能

上から3つ目のスイッチが手ブレ補正のON/OFFスイッチでその下が手ブレ補正のモード切替スイッチです。

 

MODE1

すべての方向の手 ブレを補正し、主に静止した被写体の撮影で使用します。

 

MODE2

水平方向の流し撮りのときは上下方向の手ブレ、垂直方向の流し撮りのときは左右方向の手ブレを補正してくれます。カースポーツなどの流し撮りの時に使用します。

 

MODE3

これが説明書を見てもよく理解できなかったのですが、説明書を見ると

露光中のみ手ブレを補正し、流し撮りのときは、露光中にMODE 2と同 じく一方向のみの手ブレを補正すると言った感じで書かれています。

まとめるとシャッターが切れたときだけ手ブレ補正が動作し、シャッターボタン半押し中は補正レンズ群を中央に保持しているだけなので、レンズを大きく振ってもレスポンスの遅れがなく、違和感のないフレーミングが行える。ということで被写体の動きや向きの変更が早いスポーツ撮影に適しています。

ズームリングを望遠端まで伸ばすとこんな感じです。

旧型の直進式ズームから回転式ズームになり画角の微調整がしやすくなっています。

最後にEOS 6D Mark Ⅱに取り付けました。標準ズームレンズ『EF24-70mm F2.8L II USM』と比べてもかなり大きいです。

大きさ的に結構なバズーカーレンズで重みもありますが持ちやすく、カメラも構えやすいです。

そして、まさにこれが憧れの『白レンズ』です…これだけでお酒が飲めそうです(゚∀゚)

ここは個人によって別れると思いますがキヤノンのカメラ、レンズって本当にカッコ良くないですか!?こういうとあれですが最初のきっかけはほぼ見た目で決めました。

以上で外観レビューは終わりです。

購入した理由

購入した理由はやはり望遠レンズが欲しかった為です。飛行機撮影やディズニーでの撮影ではやはり望遠レンズが必須です。以前はキットレンズを使用していたのですが、フルサイズのカメラを購入した為フルサイズ用の望遠レンズが必要でした。

そこで迷ったのがこの3つです。

  • EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
  • EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
  • EF70-200mm F2.8L IS II USM

シグマやタムロンでも良かったのですが、望遠レンズは純正を持ちたいと思っていたので純正レンズのみを選択肢に入れました。

EF70-300mm F4-5.6 IS II USMは『隠れLレンズ』と称されるほどの実力を持っており、価格は約6万円とかなり手頃です。EF70-200mm F2.8L IS II USMはナナニッパと呼ばれ大三元レンズの一つでもあり、かなり魅力的でした。価格は約23万円と『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』と大きな差はなく悩ましいポイントでした。

 

まず、EF70-300mm F4-5.6 IS II USMですが価格、軽さ、AF、画質ともに自分の中で大満足できる出来栄えで焦点距離も70-300mmとディズニーで使用するにもちょうど良い焦点距離です。

しかし、いつか白レンズを持ちたいという気持ちが強かったのと、飛行機撮影を考えた場合やディズニーシーのハーバーショーを撮ることを考えると400mmというのは魅力的でした。あとで買い足すぐらいなら最初から良いのを買おうと考え候補から下ろしました。

 

次にEF70-200mm F2.8L IS II USMですが焦点距離を取るか、明るさを取るかということでかなり迷いました。飛行機撮影で考えた場合は望遠端で200mmは少し厳しいですが、ディズニーで考えた場合は夜のショーでシャッタースピードをかせげる明るいレンズはかなり魅力的です。

自分の中でEF70-200mm F2.8L IS II USMがインナーズームであることも魅力的でしたし、価格もほぼ同じということで迷いに迷いましたが、発売日が2010年と少し古く後継機が噂されていたのと、やはりフルサイズで200mmは短いということから『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』を選びました!

『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』は望遠端で開放F5.6ですが4段分の優秀な手ブレ補正が付いているのもかなり魅力的なポイントでした。

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM魅力

オートフォーカスが素晴らしい

やはりディズニーのショーを撮りたい目的が強かったのでオートフォーカスの速さは大事でした。

他の出演者も多数いる中でお目当てのキャラクターをバッチリ写す為にもオートフォーカス性能は重要です。

以前使っていたキットレンズの望遠レンズはピントに迷いやすく、ピントを合わせるのに時間がかかっていたので、望遠レンズはそういうものだと思っていました。

しかし『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』は見事なまでに一瞬でピントが合い、迷うこともありません。動き回るショーでも被写体をバッチリと捉えてくれます。

流石オートフォーカスの速さで定評のあるキヤノンのLレンズだなと感動しました!

さらに以前使っていた望遠レンズは「ウイーン」というモーター音がしていましたが、このレンズは「いつモーターが動いたんだろう」と不思議に思うぐらいキュッとピントが合います。そういうところでも流石『Lレンズ』だと思いました。

キレのある高画質な描写性能

望遠レンズで撮った写真は少し画質が落ちるイメージがあったのですが、このレンズは色鮮やかにクッキリと写してくれます。

「遠くの被写体だからしっかり写せないのはしょうがない」と思わせない性能で撮りたい被写体をクッキリ綺麗に撮ることができます。動き物だけでなく遠くの風景写真もどんどん撮りたくなり、写真の幅を広げてくれたと感じています。

これからバンバン持ち出してたくさんの写真を撮っていきたいと思います。

明るくなくてもしっかりボケる

普通F4.5-5.6と聞くとボケないと感じるかもしれませんが、望遠レンズはF値が大きくてもしっかりとボケます。

この写真はF5.6で撮影されていますが手前のダンサーがボケ、目当ての被写体がくっきりと写っているのがお分かりいただけると思います。

このようにボケを目的とする場合は望遠レンズなら明るいレンズを使わなくてもしっかりとボカすことができるのです。ボケの話だけで言うならF2.8は必要ないのでこのレンズを選択して良かったと思っています。

手ブレ補正が本当に頼もしい

望遠レンズならではの問題ですが焦点距離が長くなればなるほど手ブレが目立つようになります。

焦点距離を長くしてファインダーを覗くと手ブレしているのがよくわかると思いますが、このレンズは4段分に当たる手ブレ補正が可能です。

例えば4段分のシャッタースピードは手ブレ補正を使って1/15秒で撮影した場合1/125秒で撮影したのと同程度の効果を得られるということです。被写体ブレを抑えることはできないので、一概には言えませんが4段分というのはかなりすごいことです。

実際の感覚としては手ブレ補正を効かせた状態でファインダーを覗いてみると、補正されているのがしっかりと感じることができるレベルです。

手ブレ補正は気持ち程度にしか効かないイメージがあったのですが効果を目で感じることができるのはこのレンズの凄さだと思います。これだけの手ブレ補正機能があれば明るいレンズではありませんが、夜景もしっかりと撮影することができると思います。

白色がカッコよすぎる

私のように趣味としてカメラを楽しんでいる場合はやはり見た目も大事な要素の一つだと思います。

こういうと失礼かもしれませんが、10万円ぐらいのレンズでもかなり高画質ですし、一般人がそこまで画質にこだわる必要もありません。それでも高級レンズが欲しいと感じるのは『圧倒的な所有感』というのも少なからずあると思います。

キヤノンのLレンズは本当にカッコ良くて素敵なのですが、Lレンズの望遠レンズのみ白色というのはある意味キヤノンの象徴でもあります。白レンズを使って撮影するともちろん綺麗な写真を撮ることができるのですが、撮る行為そのものがさらに楽しく感じます。

これも白レンズの持つ魅力の一つではないでしょうか。

重たいけど耐えられる重さ

※写真は『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』ではありません

『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』の重さは約1,570g(三脚座なし)/ 約1,640g(三脚座あり)とかなり重量級です。

購入する前はこんなに重たいレンズを持ち運べるのか心配でしたが、ディズニーランドで1日、撮影と持ち運びを行いましたがなんとか耐えられると感じる重さでした。

私は一般の人よりも明らかに力がないほうですが、なんとか撮影とリュックによる持ち運びができたので、力が不安な女性の方でも十分使えると思います。

望遠端で400mmもあるこのレンズは手持ち撮影ができる超望遠レンズとしてもおすすめです。

焦点距離400mmという絶対的な安心感

近くで撮れるに越したことはないのですが、どうしても近くでは撮れない被写体というのはあります。

運動会やショーもその一つで立ち入ることができる範囲が決められている場合にしかっりと写そうとするなら焦点距離の長いレンズが必要。

望遠レンズも様々な種類があり、200mmや300mmがメジャーなところです。しかしあとちょっとの痒いところが届かないことがありました。

そんな不安を一気に開放してくれるのが望遠端400mmのこのレンズです。APS-Cセンサーカメラで使うとなんと640mmにもなります。先ほども登場しましたが手持ち撮影でここまでの距離をカバーできるのは本当に強みです。

距離に関しては撮れない被写体はないと思えるほど写真の幅を広げてくれる1本だと思います。

まとめ

まだ買ったばかりで様々なシーンを撮っていないですが、間違いなく綺麗に撮らせてくれる自信があります。

これから夜の撮影や逆光の撮影など撮影条件が悪いシーンでも使うと思いますが、不安は一切なく楽しみです。

入門用の一眼レフカメラを買った時からいつかは手にしたいと思っていた憧れの白レンズ。『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』は一眼カメラの醍醐味である望遠の世界を思いっ切り楽しませてくれるレンズです。

100-400mmでしか撮れない特別な写真をこれからバンバン撮っていきたいと思います。使っていて感じた魅力も追加していきますのでまたよろしくお願いします。

知識に乏しい部分も多々あると思いますが、このレンズの素晴らしさが伝われば幸いです。

以上。最後までお読み頂きありがとうございました。

このレンズと合わせて購入したモノ

このレンズの購入合わせてレンズフィルターは『Zéta Quint プロテクター』を購入しました。このレンズフィルターはレンズフィルターの最高級に位置する保護フィルターで、」価格は1万円程と高めではありますが、Lレンズなどの高級レンズに適した保護フィルターです。

透明度が極めて高い『ZRコート』だけでなく、『強化ガラス』『ジェラルミン枠』『ダストフリーコート』『ガラス外周墨塗り加工』の主要機能を持っています。

反射防止、耐久性、撥水性それぞれで最上級の技術が使われており、高級レンズの保護フィルターに最適です。

高級感溢れる専用ケースがさらに喜びを高めてくれます。精神的安心感も得られるので、高級レンズでも安心してガシガシ使用できるのも良いですね。

 

やっぱり必要!?レンズ保護フィルターの選び方とおすすめ!

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