こんにちは!この記事にお越し頂きありがとうございます。
たまたまTwitterで見かけて無性に興味が湧いた『そなエリア東京』に行ってきました。
体験できる内容はかなり本格的で身になるモノばかりでした。日曜日に行ったのですが、混雑もしておらず非常に見やすかったです。そんなおすすめの防災体験設備『そなエリア東京』について紹介します。
そなエリア東京とは
東京臨海広域防災公園は国の災害応急対策の拠点として2010年7月に整備された6.7haの国営公園で、6.5haの都立公園の計13.2haの広域防災公園で、その中に防災体験学習施設「そなエリア東京」があります。
そなエリア東京営業時間
- 9:30〜17:00(入場は16:30まで)
- 休館日は基本的に毎週月曜日(詳しくはホームページを確認ください)
- そなエリア東京
入館料
体験できることはかなりクオリティが高いですが、国営だからでしょうか『入館料』『体験料』ともに無料となっています。
団体の方は事前に予約が必要ですが数人での個人の場合は予約不要で当日参加が可能です。
体験学習所用時間
施設の見学・体験の所用時間は早くて30分、じっくり見て1時間あれば十分見ることができます。
展示しているパネルや書物、映像を全て見ると2時間程はかかります。大抵の場合は1時間半ほどあればしかっり見学・体験が可能です。
アクセス
- 〒135-0063
- 東京都江東区有明3丁目8番35号
りんかい線の国際展示場駅から徒歩5分以内で行くことができ立地はかなり良いですが、りんかい線は少し運賃が高めなのでついでにお台場観光も合わせると良いかもしれません。
そなエリア東京からお台場までは徒歩で25分で約2キロ程です。
そなエリア東京-防災体験学習施設
そなエリア東京のメインの防災体験学習施設が『東京直下72hTOUR』と呼ばれるツアーです。
『東京直下72hTOUR』は首都直下地震の発生から避難までの流れを体験するアトラクション型の学習施設で、体験者は駅ビルのエレベーターで下降中にマグニチュード7.3の地震に遭遇した設定です。
地震発生後は薄暗い避難通路を経た後、さまざまな危険と隣り合わせの被災街を抜けて72時間をどのように生き抜くかを学んでいきます。
ちなみに72時間とは支援体制が十分整うのに必要な時間でその間は自力で生き延びる必要があります。
- フラッシュ撮影禁止
- 動画撮影禁止
- フラッシュなしの撮影は可能だが液晶の明るさとシャッター音には配慮が必要
『東京直下72hTOUR』を体験するにはまずロビーで待機します。するとだいたい15分おきぐらいで『東京直下72hTOUR』の案内が始まります。
詳しくはロビーに行くと次回のツアー開始時間が掲示されています。基本的に予約なしでもすんなりと参加することが可能です。
特に書面での受付もなく案内時間にロビーで待機しているとツアーに参加することが可能です。参加時に一人一台タブレット端末を貸してくれるのでタブレット端末でクイズなどを答えれるようになっています。
そして体験の始まりは10Fと想定されたエレベータから始まります。このエレベータで首都直下震度7の地震が発生します。
地震の揺れが収まりエレベーターから脱出すると停電した薄暗い従業員通路です。避難誘導灯と非常放送に従って出口を目ざすと無残に破壊されて震災後の街並みが広がっています。
ここから72時間生き抜く術をタブレットを使ってクイズやAR(拡張現実)で学んでいきます。
タブレットはこのような感じで誰にでもわかりやすくクイズやARを体験することができます。
被災した街には生き抜くヒントとなるARの読み取りに使う白い看板があります。これにタブレットのカメラを当てるとARを見ることができます。
最新技術を使った体験を無料でできるのは本当に貴重です。
被災した街では余震や緊急地震速報、人の叫び声などのリアルな様子が外観だけでなく、音でも聞こえるのでかなりショッキングな内容となっています。
大人でも息を飲む光景なので、小さい子供などは少し刺激が強いかもしれません。
気分が悪くなれば早めに知らせるようにスタッフからの説明もありました。
その他に地震に関する映像を見ることができたりと内容はかなり充実しています。自然と防災意識の向上に繋がると思います。
被災した街を抜けた後は避難生活に必要な物などが展示されている場所へと移動します。
ここでは様々な避難所生活のモノや備えておくと良い物などが多数展示されています。避難所生活の様子をセットした展示もあり避難所の様子を知ることができます。
その後は地震に関する知識をつけるコーナーや東京直下が発生した場合の被害想定などを学習することができるコーナーがあります。
写真や展示物でわかりやすく説明されています。
3日分の非常用食料(大人一人分)が印象的でした。実物を見ると思っていたよりもかなりの量が必要だと感じました。日頃の備えは大切ですね。
見学の最後には有事の際に活躍するオペレーションルームを2階の見学窓から見学することができます。
かなり広いスペースにたくさんのパソコン、ホワイトボート、コピー機が並べられています。ここは被災情報の収集分析、関係機関との連絡調整、航空管制などを行う施設であの『シン・ゴジラ』の撮影にも使用されています。
使われることがないのが良いのでしょうが、頼もしい設備です。
オペレーションルームの概要についてもパネルで説明があります。
屋上は庭園と展望台となっており、広大な東京臨海広域防災公園の敷地を見渡すことができます。
普段は公園として利用することができ、バーベキューも可能ですが、有事の際はヘリポートとして活躍する場所となっています。東京は日本一の人口を抱えるだけあって防災公園のスケールもかなり大きく感じました。
東京マグニチュード8.0
そなエリア東京で本作の再構成版が上映されていますが、ぜひ見て欲しいアニメです。
私は以前に見たことがあったのですが、この施設で体験してこのアニメの素晴らしさをさらに感じるようになりました。
大都市東京が大地震に見舞われるとどうなるのか、考えただけでもゾッとしますが、生き残るためにも考えておく必要があるように思います。興味のある方はぜひご覧ください。
そなエリア東京に行っての感想
首都直下地震は高層ビルや人口が密集する為かなりの被害が予想されます。この体験施設のようにエレベータに閉じ込められたらどうしようなど、様々なことを考えてしまいます。
被災する場所によって生存率は大きく変わると思いますが、最低限の知識はあったほうが確実に生存率を上昇させることができます。
普段から備えしておく重要性を改めて感じることができ、大変良い勉強になりました。
その中でこの施設で特に印象に残ったのが『携帯電話が命をつなぐライフラインになる』ということです。
スマホ(携帯電話)は身動きが取れなくなった時に助けを求める大切な手段となります。
普段は充電を気にせず使っているかもしれませんが、いつどこで起こるかわからない災害のことを考えると、スマホの充電を残しておくのは一番身近な防災対策なのかもしれません。
この施設体験後に買ったモノ
すぐに非常用食料を買うにはお金もかかりますので、私は次の2点を購入しました。
モバイルバッテリー
やはりスマホはライフラインになると感じたのでモバイルバッテリーを購入しました。いざという時の備えだけでなく普段使いにも使用できるのですぐにでも買おうと思いました。
懐中電灯
懐中電灯は探し物をする際に必ず必要になると思い購入しました。懐中電灯も普段でも役に立つ場面が多いので、防災対策、普段使いと一石二鳥の使い方が可能です。
懐中電灯のメーカーは高性能・高信頼でプロにも愛用されているジェントスがおすすめです。
防災の意識だけでなく、知識も向上させることができる『そなエリア東京』は本当におすすめのスポットです。
以上。最後までお読み頂きありがとうございました。