こんにちは!この記事にお越しいただきありがとうございます。
カメラを始めると撮りたくなるのが花火ですよね。花火は撮り方と言うのがあり、それさえ覚えれば誰でも簡単に綺麗な花火を撮ることができます。
今回は花火を一眼レフカメラやミラーレスカメラで綺麗に撮る方法と設定を紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
Contents
花火撮影で必ず必要なモノ
花火を綺麗に撮るためにはカメラ以外に必要な機材が二つあります。この機材がないとせっかくの一眼レフカメラやミラーレスカメラの力を十分に発揮することができないので必ず用意しましょう!
三脚
花火を撮影するときに欠かせないのが三脚です。花火は長時間露出が基本の為手ブレは絶対に許されません。
手持ち撮影で手ブレをゼロにすることは不可能なので三脚が必要となります。
とりあえず三脚であればどんなモノでも構いませんが、どうせなら良い物をということであれば2~3万円程の三脚がおすすめです。
便利な自由雲台と三脚の軽さが特徴的で、キャリングケースも付属しています。メーカーはプロにも愛用される三脚でかなり有名な『Manfrotto』製なので安心して使用することができます。
こちらの三脚はプロ仕様となっており、静止画撮影に最適な3way雲台キットとなっています。3way雲台は横方向、縦方向だけでなく、カメラを縦で取れるように動かすことができ、写真撮影の強い味方です。
また『Manfrotto』製ならではの使い勝手良さとデザインの高さが特徴的で素晴らしい撮影体験を提供してくれます。
本格的な三脚が欲しい方はぜひ検討してみてください。
レリーズ
三脚の他にもう一つ欲しいのがレリーズです。
花火撮影では手ブレは絶対にあってはいけません。シャッターボタンを押すだけでも手ブレの原因となりますので、カメラに触れることなくシャッターを押せるレリーズがあると手ブレを防ぐことができます。
また、後で登場しますが花火撮影はバルブモードを使用します。バルブモードはシャッターボタンを押している間シャッターが開きボタンを話すとシャッターが閉じるモードなのでレリーズはほぼ必須に近いほど重要です。
レリーズは自分が持っているカメラに対応したモノを選びましょう!純正であれば公式サイトで確認が可能です。
花火撮影の設定
花火を撮影する際の設定を紹介します。
カメラ初心者の方だとついついオートで撮ってしまいがちになりますが、花火撮影はマニュアルが基本です。
慣れてしまえば難しくはないのでマニュアルモードをどんどん使いましょう!
撮影モード
先ほどマニュアルが基本と言いましたが、カメラによってはモードダイヤルで『バルブモード』にできるカメラもあります。この場合はモードダイヤルを『B(バルブ)』にしましょう!
モードダイヤルに『B』がない場合はM(マニュアルモード)にしてください。
シャッタースピード
何度も登場しますが花火はバルブモードで撮影します。
BULBモードはシャッターボタンを押している間だけシャッターが開くというモードです。
これで自分の好きな時間だけシャッターを開いて光を取り込み、シャッターボタンを離すとシャッターを閉じることができます。
バルブモードがないカメラでバルブ撮影をするには、説明書に載っているのでそちらを確認するのが確実です。
ほとんどのカメラはシャッタースピードをダイヤルで1番遅くし、さらに遅くするようにダイヤルを回すと『BULB』と表示されると思います。
このような表示になっていればBULBモードになっています!
ISO感度
ISO感度は『100』に設定してください。
三脚を使用するので手ブレの心配もなく、花火は明るいのでISO感度は100がベストです。
F値(絞り)
光が入ってくる量を調整する絞り(F値)はF9~F16の間に設定してください。
花火は明るい被写体なので絞りを開いた状態(F値を低い値)にしておくと入ってくる光が強烈で爆発したような写真になってしまいます。
わからなければ『F11』ぐらいがオススメです。
明るすぎるなと思ったらF値を大きくして、暗いなと思ったらF値を小さくしてみてください。
フォーカス
レンズのAFとMFはマニュアルに切り替えます。
花火撮影は周辺が暗いので、オートフォーカスだと思うようにピントが合わないことがあります。オートフォーカスが上手くいかないとシャッターを押せなくなるので、マニュアルで撮影します。
初めてだとマニュアルで合わすのに不安があると思いますが、花火が上がる周辺の景色がくっきり見えるようにピントリングで調整しておくと大抵上手くいきます。
- 撮影モードはBULBもしくはマニュアル
- ISO感度は100
- 絞り(F値)はF9〜F16の間で調整
- レンズはマニュアルでピントリングで調整し周辺の景色に合わる
花火の撮影方法
カメラの設定を覚えればあとはセッティングして花火を撮影するのみです!
場所を選択
写真は画質も大事ですが何よりも構図が大切です。
初めて行く花火大会だと勝手がわからないかもしれませんが、2回目以降など慣れて花火大会だと打ち上げ場所などがわかると思います。
花火が打ち上がる場所を事前に確認し、背景などの構図を考えた場所を選択しましょう。
また場所取りなどはその花火大会のルールをしっかりと守り楽しい花火大会にすることを心がけてください。
いざ撮影!
場所を決め、三脚にカメラをセットすれば花火撮影のスタートです。
設定は先ほどの設定に合わせてください。
シャッターに関しては花火が上がると同時にシャッターボタンを押し、花火が開いた後シャッターを離すようにします。
一見簡単そうに見えますがこの感覚が難しいです。これは練習あるのみなのでとにかくたくさん花火の写真を撮ってシャターの感覚を掴みましょう!
シャッターを開く時間が長すぎると、爆発したような写真になり、逆にシャターを切るのが早すぎると暗い写真になってしまいます。
また、シャターが開いている間に写り込んだ花火が写真に残ります。
例えばこの写真は一度にこれだけの花火が上がったのではなく、シャッターを開いている間に打ち上げられて花火がこのように一枚の写真になっています。
基本的に大迫力の花火写真はこのようにして撮られています。
ちょっとせこくない?と思うかもしれませんが花火撮影とはこんなもんです。このような撮り方ができるのがカメラならではの特徴でもあります。
裸眼で見える花火とは一味違った写真になるのも花火撮影の醍醐味ですね。
しかし、このようにたくさんの花火を写真に入れようと、長時間シャッターを開いていると先ほどの爆発したような写真になってしまいますので、その辺りの感覚が大事というわけです。
この辺の感覚はぜひ実戦で身につけてください。花火によって発光する明るさも違いますので、明るい花火が来た時は早めにシャッターを離すのもポイントです。
花火撮影のポイント
多くのカメラ好きを魅了する花火ですが、難しいポイントなど撮れば撮るほど奥深さを感じて来ます。
そんな花火撮影の様々なポイントについて紹介します。
構図が難しい
花火撮影で特に悩むのが構図だと思います。
上の写真は個人的に迫力のある好きな花火ではあるのですが、残念ながら上が少し切れてしまっています。
このように花火は次にどんな花火が打ち上がるのかがわからないので、運の要素もあります。自分が構えている以上の花火が打ち上がったり、予想以上に低かったりなど様々な花火があるので構図は非常に迷います。
花火によりシャッタースピードが違う
バルブモードによって完全に手動でシャッタースピードを調整するので感覚が非常に大事です。
あまり早くしすぎると寂しい写真になってしまいますが、長くしすぎると大爆発したような写真になります。
打ち上がる花火によって明るさも違うし、次にどんな花火が打ち上がるかわからないので、レリーズを離すタイミング(シャッタースピード)が難しいです。
次はどんな花火が上がるのかがわかっていれば良いのですが、次にどんな花火が上がるのかがわからないのも花火大会の良いところです。なので自分が思い描く良い写真が撮れると嬉しさも倍増です。
背景の大切さ
良い写真には副題(背景)が大切!!
写真に副題は大切で花火にもこれが当てはまります。例えば上の写真はお台場での花火を撮影したものですが、東京タワーやレインボーブリッジなど東京の夜景が副題となっています。
一方でこの2枚も私が撮影した花火の写真ですが、背景に特徴がなく少し寂しい気がします。
このように花火は背景も大切なので背景が良い場所や花火大会を選択するのも良い花火写真を撮るために大切なことです。
まとめ
最後に花火撮影で大切なポイントをまとめます。
- 構図に収める判断力
- 全体が収まる撮影場所の選定
- シャッターを離す決断力
- 背景が特徴的な花火大会は撮影の価値あり
- 花火の配置を考える
花火を綺麗に撮るために以上のポイントが大切だと感じました。カメラ自体の設定ももちろん大切ですが花火は構図とシャッターを離す決断力が最も重要だと思います。
私もまだまだですが、これからもドンドン経験を積んで良い写真を撮れるように頑張りたいと思います。
花火の撮影を考えている方の参考になれば幸いです。
以上。最後までお読みいただきありがとうございました。